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夜勤が病気のリスクを上げることは、聞いたことがある方も多いと思います
何より、夜勤をすることで、身をもって体への負担を感じていると思います
実際に、このような影響を感じている人は多いと思います
・疲労感、倦怠感がある
・ストレスが溜まる
・体調を崩しやすい

3交代で10回、がっつり夜勤をしていたよ!
年齢と共に、体調を崩すことが増えてきて限界を感じました
夜勤が、どれくらい健康に影響を与えるのかを詳しく紹介します
夜勤をする看護師がいなければ、病棟は成り立ちません
それくらい重要な仕事であり、責任のある仕事をしているのが看護師です
だからこそ、頑張りすぎる看護師さん達が、自分を守ることも大切にしてほしいです
【夜勤についてはこちらを参考にして下さい】


健康に与える影響
具体的にどのようなリスクがあるのかを解説します
乳がん
夜勤がある職業の代表とも言える看護師です
「夜間勤務ががんを増やす」ことを知っている方も多いと思います
デンマークの看護師を対象とした調査では、常時日勤の看護師に比べて、深夜勤務の人に乳がんの発症リスクが有意に高まることが明らかになっています
また、夜勤の経験期間が長い、あるいは回数が多くなるほどリスクは高くなる傾向も見られました
同じく看護師を対象とした米国の大規模な調査でも、夜勤を20年以上経験した人の乳がんのリスクは、全く夜勤に従事しなかった人と比較して約8割も高まっていました
ハーバード大学の研究でも、日勤だけの看護師に比べて、日勤と夜勤を交代で行う看護師は、乳がんのリスクが1.8倍、夜勤専従の看護師は2.9倍になることが判明しています

乳がんのリスクを聞いたことはあったけど、結構大きなリスクを負っています
夜勤が多くなることで睡眠不足となり、ストレスホルモン(コルチゾール)が増加して免疫力が下がることが原因と言われています
うつ病
睡眠不足や不規則な睡眠は、精神的にも影響が出ます
睡眠の質が悪くなり、ホルモンバランスを崩しやすくなります
夜勤の日は、夜に働き、昼間に眠るので、太陽の光を浴びる機会が減ってしまいます
そのため、セロトニンの分泌量が減少します
セロトニンの分泌が低下すると、疲労感やイライラ、不安や恐怖などのストレスを感じやすくなり、うつ症状や不眠などが現れることがあります

子育てしながらの夜勤は、さらに睡眠も取りづらくなり、体調を崩しやすくなった!
【うつ病の症状、働き方についてはこちら】

慢性疾患
長期間の夜勤は、慢性疾患のリスクを増加させることがあります
肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症、心筋梗塞、脳卒中、消化器疾患が含まれます
睡眠障害によるホルモンバランスの崩れや免疫機能の低下は、がん、うつ病に限らず全身に影響が出る可能性があります

夜勤による免疫の低下を感じている人も多いと思います
ほしこは、風邪を引きやすい、扁桃炎、副鼻腔炎などになり、「弱ってるな」と感じることが年々増えてきました
全てが夜勤の影響だけによる体調不良ではないですが、不規則な生活で体調が整いにくいのは身をもって感じていました
夜勤が子育てに与える影響
子育てをしながら夜勤を経験しましたが、非常に負担が大きかったです
そのため、日々働き方に悩んでいました
夜勤が子育てに与える影響も解説します
夜勤が与える影響は自分だけではなく、子どもにも影響が出ます
だからこそ、不規則な働き方に悩む看護師ママが多いです
子どもとすれ違いの生活
夜勤をしていると、子どもとすれ違いの生活になり、一緒にいる時間が減ってしまいます
2交代制であれば、子どもが寝る前に出勤しますし、3交代制であれば、準夜勤であれば子どもが帰る前に出勤ですし、深夜勤であれば、子どもが寝ている間に出勤なので、朝起きるとお母さんがいません
どの勤務体制にしろ、子どもを迎えに行って、一緒にご飯を食べて寝て、朝起きておはようと言う当たり前のように思えることが減ってしまいます
夜勤を経験したからこそ、「子どもと一緒にご飯を食べて、一緒に寝る」と言うことが、すごくありがたいことに感じます
子どもが不安定になる
子どもとすれ違いの生活になり、過ごす時間が減った結果、子どもが精神的に不安的になることがあります

ほしこの子どもも、保育園に行こうとすると「お腹が痛い」と言うことがあったよ
保育園や小学校、学童で過ごす時間は長いです
だからこそ、帰ってから寝るまでの時間を、お母さんと一緒に過ごすことは、それだけで心が安らぐ時間になります
「今日、〇〇をして遊んだよ」「今日、嫌なことがあったよ」と、一緒に過ごして話を聞く時間が、子どもの心の安定につながります
夜勤をすると、どうしても一緒に過ごす時間が限られてしまうのです
子どもに、「小学校から帰ってきて、お母さんの車があると嬉しい」と言われた言葉が、心に刺さっています
何をするでもなく、お母さんがいてくれるだけで、子どもにとっては嬉しいことなんです
いてくれるだけで、ホッとするのです
時短勤務(夜勤なし)をするようになり、一緒に過ごす時間が増えたことで、子どもの心が元気になるのを体感しました
行き渋り、不登校になる
上記の通り、子どもとすれ違いの生活▶︎子どもと過ごす時間が少ない▶︎子どもの心が不安定になる
その結果、保育園、小学校の行き渋りや不登校につながる可能性があります

登園拒否になり、母子登園も経験しました
小学校の登校にも長らく付き添いが必要でした
もちろん、行き渋りや不登校の原因は夜勤だけではないですが、原因の1つではあると思います
夜勤のため、すれ違いの生活で、甘えたい時に甘えれなかったこともあったと思います
保育園の登園拒否になったのが、下の子の育休中でした
小学校に付き添ったのは時短勤務(夜勤なし)の時です
お母さんと過ごす時間が増えた時に、今まで我慢したものが一気に溢れて、登園拒否という形で出たと思っています
時短勤務(夜勤なし)に切り替えて、子どもと過ごす時間が増えて本当に良かったと思っています
子どもが甘えるタイミンを作ることができたからです
夜勤をしている看護師の子どもが、全員不登校になるわけではありません
何事もなく元気に成長する子もたくさんいます
子どもが生まれ持った元々の性格もあると思います
しかし、子どもの登園拒否、不登校に悩む看護師ママは周りに多くいるのも確かです
夜勤に行くと、「お母さんがいなくと寂しい」と感じるのは、全ての子どもに言えることだと思います
やはり子どもとって、お母さんの存在は大切だし、一緒に過ごす時間は心の栄養になります
なぜなら、「お母さんだから」です
子どもは「お母さんが大好きだから」です
健康のためにできること
健康と子育てに与える影響を解説しましたが、体調を整えるために取り組めることを紹介します
子育てをするには、自分が元気でいることが何より大切です
今すぐに、「夜勤を辞める」ことは難しいと思います
収入のこともあるし、職場環境もあるし、自分のキャリアもあります
だからこそ、自分の心身を大切にするために、できることを始めてみてください
睡眠時間を確保する
不規則な勤務の中で、睡眠時間を確保するのはなかなか難しいですが、夜勤の前後でなるべく睡眠を取るようにします
明るいと眠りにくいので、カーテンを閉めて部屋を暗くしたり、スマホを近くに置かないようにして、睡眠の質を少しでもあげましょう
食生活を整える
睡眠と同時に、栄養が体に与える影響も大きいです
不規則な生活で、食事時間も不規則になりがちですが、栄養バランスのいい食事を取り入れる回数を増やしましょう
夜勤明けで、自炊するのは非常に億劫です
買ったものを食べることも多いと思いますが、少し栄養バランスを意識してみてください
また、夜勤明けは、睡眠不足と疲労感と達成感で、食欲が増したり、自分へのご褒美で美味しいものが食べたくなります
ご褒美も大事ですので、食べ過ぎには気をつけてください
適度な運動をする
適度な運動にはメリットがたくさんあります
・骨を丈夫にし、筋肉を増やす
・血行が促進され、冷え性の改善
・肩こり、腰痛の軽減
・抵抗力が高まり、免疫力が上がる
・精神的ストレスの軽減
メリットがあるのは分かっていますが、不規則な生活の中で、運動を習慣にするのはなかなか大変です
無理なく楽しめるペースではじめ、続けることが大切です
「2週間に1回のウオーキング」でも「1日1分ストレッチ」でも、挫折しないように自分のペースで始めてみることが大切です
ストレス解消法をもつ
何でもいいので、自分なりのストレス解消法を持っておくと良いです
「ヨガをする」
「温泉に行く」
「本を読む」
「カフェで美味しいコーヒーを飲む」
何でもいいので、自分の心が緩み、ホッとできる瞬間を持つことが大切です
看護師の仕事は忙しさや命に関わる責任感でストレスを感じやすいです
自分なりのストレス解消法を生活に取り入れてみてください
働き方を考えてみる
健康や子育てへの影響を解説しました
「自分の健康」
「子どもへの影響」
だけを考えると、夜勤のリスクは大きいと思います
しかし、収入面、職場環境、看護師のキャリアなど、自分の人生を総合的に考えるとメリットがあるのも確かです
【夜勤についてはこちらを参考にして下さい】


ひとりひとり価値観は違います
夜勤がダメと言うわけではなく、「自分に合う働き方」を考える参考にして下さい

ほしこは、不規則な勤務で体調を崩しやすく、この働き方を続けるのは無理だと決断しました
夜勤をバリバリこなしながら、子育てをして、趣味のバスケまで毎週するような看護師ママもいたので、向き不向きの問題もあると思います
他人の働き方を参考にせず、自分の体調、自分の価値観を大切にして、「自分に合う働き方」を見つけてほしいと思います
【夜勤のない働き方がしたい方へ】

【自分に合う働き方を探したい方へ】



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